'13 オンＤ－対戦ＢＢＳ－Ｂ４ [One Message View / 肯定側の議論]

'13 オンＤ－対戦ＢＢＳ－Ｂ４

■19 / 3階層)

　肯定側の議論

□投稿者/ 後藤久里子 -(2013/05/30(Thu) 00:56:56)

それでは以下細かく議論を見ていきます。
コメントは→以下です。反駁まで含めた最終的な判断です（言葉が雑なのはご了承ください…）。判定に含めていないものは*つけています。
【肯定側の議論】
●短期政権で「民主的正当性がない」「指導力がない」
→これらがどう具体的に問題なのか（深刻性につながるのか）は試合全体を通して不明（あいまい）。でも否定側からもこれらがそもそも問題ではないという趣旨の反駁はなされておらず、どうやら「民主的正当性」と「指導力」は重要らしい。

●派閥政治で首相は自分の考えを優先できない
（資料）国民の意向に従わない、議員への配慮が優先してしまう場合がある
→クレームと資料の内容が少々異なる…？
*今回の試合では否定側からの指摘がなかったが、細かく言えば「国民ではなく議員への配慮」をすることと「首相が自分の考えを優先できない」こととはまったく別。程度にもよるけれど、このようなクレームと資料内容との不一致は試合全体を通して、ジャッジ→選手への不信感（ほかにもこういう言い換えしているのでは？）につながるので、止めたほうがいいと思います。

・（反駁）制度改革によって小泉首相のようなリーダーがでた
→なるほど、と思いました。これに対して肯定側から「小泉首相はよかったが、やはり派閥への配慮は変わっていない」という反駁がありましたが、これは否定側からの反駁を上回れる根拠がないと思います（もとの資料も、特段派閥への配慮の理由や問題点について詳しく立証いている者でもないので）。とはいえ、この反駁を「ぜんぶ」採用したということはなく、派閥への配慮も一定程度あるだろうし、でも改善はされてきているのかな、と思っています。
*ちなみに、派閥政治の変遷については調べてみると様々なことがわかります。夏までに是非文献にあたってみてください。

・（反駁）プラン前は解散権があり、反対した議員は選挙で公認しない等の圧力を出せる
→そういうこともあるとおおもう。郵政選挙のあととか。とはいえ、肯定側が指摘しているようにはたしてこれによる圧力が現在どの程度与党議員にのしかかっているのかは不明。

解決性
●民主的正当性
アメリカ、地方自治体、直接選ばれた自信と強みがあるからつよい
→直接選ばれたという自信と強みがあるらしいが、それがどのように国民の生活につながっていくのか（そもそもどの程度現段階で深刻な問題を抱えているのか）は不明。
*否定側はそもそも国民の意向なんかに従ったらうつろいやすくで駄目という話もしていたので、その話をより膨らませると、ここに対しての反駁にもつながったかもしれませんね。

・（反駁）長期政権もある
→だからなんなのだろう・・・？ひとまず、プラン前よりもプラン後政権が長期化すること自体への直接的な反駁はなかった。
*「ここ２０年間は小泉首相だけだから短い」という肯定側からの再反駁も的外れなように思う。ここで肯定側が主張している重要なことは「任期が長いか短いか」ではなく「首相の権限がプラン前後で変化する（強化される）」であるはず。そして、じつは今回任期が安定していることが権限強化につながっているという立証がなされている個所は一応内因性の１にあるものの、結局ここで任期が短いことによって損なわれている「民主的正当性」や「指導力」が何なのか分からない以上、長期政権になれば首相の権限が強化され、国民の生活が良くなる・・・とはなかなかつながっているとは考えづらい。だから、コメントにあるように「だからなんなのだろう」という判断になってしまう。

●議員への配慮なくなる
→推薦人との関連性はどうなのだろうか？今回は５人だからたいしたことはないのだろうか。

重要性
●今の政治は政局に振り回され国民の為の政治ができてない。このままじゃますます国民生活苦しくなる。
→で、プランを導入したらどうなるの？
*「Ａは駄目だ」という説明だけではその駄目なＡに代わって「Ｂすべき」なのか「Ｃすべき」なのか「Ｄすべき」なのか分かりません。「重要性」は「どうしてプランを導入してメリットを発生させることが重要なのか」の説明です。今回であれば①今のままでは国民が大変、②現状維持を止めて「プラン」を導入する「しか」救われる方法はない（※これは結構難しい）…といった内容が揃っていてほしいところです。

メリット２
内因性
●国会議員は首相になりたいからできれば自分よりダメそうで、仕事をはやく投げだしそうな人を首相にえらぶ
→そういう考え方も１つはあるのかな、そういう考えをもつ国会議員も１部にはいるのかも、と思いました。ただその一方で、無能な人が首相になったらそもそも政権取れなくなる（選挙で議席を失う＝失職）可能性もあるわけで、本当にただの無能なひとは選びづらいだろうなあ、とは思いました。その後の議論については、水掛け論になっており、特に判定に影響したものはありません。

解決性
●国民が直接選ぶため「内因性」が解決される
→説明不足だと思います。確かに国会議員が選ぶことはなくなりますが、国会議員ではなく国民が選ぶから無能な人が首相に選ばれることはない、とまでは言えないと思います。ジャッジとしては「国会議員ではなく国民が選ぶようになるのか」という評価です。それがいいかわるいかはここではわかりませんでした。

●首相の能力が高まる
・国会内で推薦人（Q/Aより5名）が必要なので国会内でのリーダーシップ必要
・国民の支持を得るためにパフォーマンス能力が必要
首相公選制によって、これらがみがかれていく。
→一理あるかもしれない。が、それが具体的に今の首相とどのように異なるのかは不明。

*パフォーマンス能力の向上がどのようなシーンで「必要」とされ、どのようなシーンで「伸びる」のかは両チームともに整理をしておいた方がいいと思います。
*少なくとも推薦人獲得による国会内でのリーダーシップというのは、５人しかいらないプラン後より、投票で沢山の票を得なければ首相になれない今のほうが大変なのでは？推薦人と国会議員による投票はどう違うのか？
*「パフォーマンス能力」と「国民の為の政治ができる能力」は果たして同じなのか？

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`└` 否定側の議論 / 後藤久里子 (13/05/30(Thu) 01:06) [#21]
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