□投稿者/ 神永 -(2010/05/29(Sat) 13:29:19)
 | みなさま
もう少しお付き合いください。
ここでは否定側の議論について以下に示します。
まず、感想ですが、
プラン後の世界があまり考慮されていない立論だったと思いました。
プランを導入すると現状の売り上げは無くなるが、
その売り上げが無くなった後の世界を提示していただくか、
または、そこまで想定して、立論を作成してください。
どうしても目先、短期間での影響に目がいきますが、
今回のような議論であれば、その後プランで悪影響を受けた人たちはどのような行動にでるのか想像してみるといいと思います。
否定側立論に沿って話を進めます。
現状分析�´△砲弔い討蓮�否定側の言う通り、
実際のデータから、算出された金額がペット生体に関わる金額だと判断できます。
この点は肯定側も反駁していないことから、このような事実があるという現状は共通認識で疑う余地はないと思います。
苦情を1つ言うならば、ペット関連産業とラベルしているのですから、
ペット生体だけでなく、関連商品についても盛り込まないとラベルと内容が乖離しているように思えます。メ
プラン禁止後も飼われ続けるペットにかかる費用はすぐに無くならないとしても、
ペットが今後減るのであれば、関係してくる金額はもっと増加します。
現状分析��につていですが、これはデメリットのラベル「ペット関連産業への経済的打撃」とは関係がない現状分析に思えます。
メリットを分ける、または、反駁用に資料をとっておいても良かったのではないでしょうか。
くどいようですが、本パートにでてくる証拠資料の引用は適切に行ってください。
さて、内容についてですが、
以下の部分については、前述したとおり、無効扱いです。
仮に、成立していたとしても、主体が不明なことからも同証拠資料については、
何らかの意味があるとは判断しませんでした。
証拠資料前半部については、
このような1事例があるという主張として判断しています。
ですが、一般的かというとそういうわけではなく、
レアケース（特殊な1事例）だと判断しました。
またどういったことを行っているかは内容無効ですので、
特に議論全体に影響はなかったと判断しました。
本議論について、肯定側はターンアラウンドを第2反駁で主張していますが、
これは第1反駁で行うべきです（反駁の機会を相手に与えてください）。
内容としても不十分であり、悪質業者がペットを遺棄している事実や、
その具体的な事例が必要です。
ということで、この肯定側の主張は評価対象としていません。
もし、反駁を行うとすれば、以下のようにするのはいかがでしょうか。
�［た栃臀献札鵐拭爾�あることで里親募集がスムーズにはなっているが、
実際のところ遺棄された犬を管理しているのは埼玉県動物センターであり、
ペットショップが無くなったところで、犬の引き渡しが無くなることはない。
�◆兵禅燭任匹猟�度の効果がああるか確認した上で）
1ショッピングモールの事例であり、
どの程度プラン後、影響があるか証明がない。
効果があったとしても1事例であるため、影響は大変小さい。
そもそも、埼玉県は殺処分数が少ないため、
多くの遺棄された犬が救われるわけでもない。
（H18 埼玉県の殺処分数（犬）は全国の0.2%）
参照 http://www.alive-net.net/companion-animal/hikitori/gyousei_enquete/H18inu-joutoritsu.html
第1反駁で熊本の事例を出していましたが、本来ならば立論に組み入れていただきたいです。
内容については、越谷、熊本の事例2つがあるということはわかりましたが、
それが全体にどれだけ影響があるか分かりません。
そもそもメリットの経済的打撃とも関連がみえないことや、
仮に関連があるとしても、ペットショップがこの事業を行わなければならない理由が提示されていないことから、
本議論に大きな影響があったとは判断していません。
発生過程についてですが、
プラン導入により1147億円の損失というか、売上の消失がおこるというかは分かりました。
殺処分の努力については、
なぜペットショップがこの努力をしなければいけないかという理由が足りないです。
また、肯定側の質疑の通り、なぜペット関連産業への経済的打撃と関連があるのかはやはり不明です。
メリットを分けて説明した方が良かったです。
深刻性についてですが、
単純に1147億の売り上げが消失するということだと思われます。
この結果どうなるかが示されていないことに問題があります。
収入が減れば経営は苦しくなることはわかります。
しかし、以下の理由から、本当に苦しいのかが分かりませんでした。
1.ペット関連産業の中で、ペット生体取引がどの程度の売上割合を占めているか分らないこと。
2.ペット生体取引にどれぐらいの方が従事しているか分らないこと
3.ペットショップそれぞれの経営への影響が分からないこと
また、ペット売買にどれほどの人が従事し、
どのような影響が出るかを示すこと・・・が本来の深刻性であり、
肯定側もその点について、指摘しております。
もし仮に、失業者が出ると言うのであれば、
かなり乱暴ですが、再就職の道があることを肯定側が示していますので、
その失業者はある程度救われるのではないかと判断しました。
上記から、私は本試合の判断として、プランの導入により売り上げの損失はあるが、
経済へ打撃を与えるほどであるとは判断できませんでした。
ゆえに、否定側のデメリットは大変小さいものと判断しています。
メリット/デメリットのラベルを誇大なものにすると、
その中身も釣り合いが取れていないと、
そのメリット/デメリットが成立しているとは言えません。
自分が設定したものが成立しているか客観的に見てください。
最後に質疑については両者見直してください。
否定側の応答については、
肯定側質疑に的を射た回答をしているようには見えません。
また、自分の首を絞める回答にも気をつけましょう。
と、大変お待たせしたうえに、長文での講評となってしまいましたが、
最後までご覧いただきありがとうございました。
質問等ありましたら、回答いたします。
今後も、みなさまの良いディベートを期待しております。
以上、ありがとうございました。
神永 誠
*(2010/05/29(Sat) 13:31:09 編集[投稿者])
*(2010/05/29(Sat) 13:31:17 編集[投稿者])
*(2010/05/29(Sat) 13:32:01 編集[投稿者])
*(2010/05/29(Sat) 17:04:34 編集[投稿者])
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判定
/ 神永 (10/05/29(Sat) 00:57) [#19] 
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