□投稿者/ 富山第一高校 -(2010/05/08(Sat) 00:38:21)
 | 肯定側第一反駁
よろしくお願いします。
初めに否定側第一反駁に再反駁します。
まずプランへの反駁ですが、プラン後本当に多忙さが増すのか、どのくらい増すのか立証されていません。医師不足も同様です。そして何よりも患者一人のために尽くすことは肯定側も述べていた通り医師の責務です。
次に現状分析第一資料への反駁ですが、モルヒネの効かない痛みに多くの患者が苦しんでいます。資料です。
九州大学大学院薬学研究院薬理学分野ホームページより。
「この病的な痛みは、痛みを感じる神経が障害されるために起こることから「神経障害性疼痛」と呼ばれ、モルヒネのような強い鎮痛薬でも治らない場合が多いです。全世界で2200万人以上の患者さんが慢性的な耐え難い痛みに苦しんでいますが、未だに発症メカニズムは不明で有効な治療法もありません。」（資料�А飽�用終了。
また現状分析第二資料への反駁ですが、深刻なのはホスピスで緩和ケアを受けている末期患者でさえ安楽死を望んでいるということです。緩和ケアが十分ではない病院ではより多くの患者が安楽死を望んでいると考えられます。日本は病院死の割合が79.8％（資料�─砲塙發�現状は極めて深刻です。
最後に重要性への反駁ですが、プランに該当する患者にとって死は不可避であり、恐怖は痛みに対するものです。現状では耐え難い苦痛に悩まされ、尊厳を侵されて死ぬしかなかった患者たちが、プラン後は恐怖からの回避によって安心感を得られるためＱＯＬが向上し、苦痛のない死を選択できる点でＱＯＤも向上するのです。
続いて否定側立論に反駁します。
まず発生過程Ａに反駁します。
１点目。本意でない死を選ぶ人数を聞いたところ、明確な回答は得られませんでした。よってどのくらいの患者が安易に安楽死を選択するのか分からず、深刻さが分かりません。
２点目。発生過程Ａの資料や応答の中で、患者は自分の死を決められないとありましたが、現在リビングウィルによって、自らの死のあり方を選択する患者がいます。またリビングウィルにおいては、不治・末期でたとえ意識が回復しない状態でも患者の意思は社会的に認められます。
次に発生過程Ｂに反駁します。
１点目。否定側の資料はまだ治療の余地のある患者が受けたくない治療を受けたというケースです。よって肯定側のプランに該当しません。
２点目。そして経済的負担によって末期患者が積極的安楽死を選ぶプロセスについては立証されていません。
３点目。かりに患者が家族を気遣ってもそれは患者の自発意思です。
最後に重要性に反駁します。
１点目。そもそもプランに該当する患者は末期で死が避けられません。
２点目。どんな重病患者でも本当は死にたくないとありましたが、死を望む患者もいます。資料です。
エール大学医学部教授チャールズ・F・マッカーン著『医師はなぜ安楽死に手を貸すのか』2000年
「苦しみを終わらせるには、少しでも早く、より安らかに死ぬしかないと考える人も中にはいるだろう。私が受け持っているがん患者はきっぱりこう言い切った。この苦しみが和らぐことを望んでいるわけではないのです。苦しみのすべてが永遠に終わることを望んでいるのです。」（資料��）引用終了。
３点目。
証拠資料は住職の話が使われていますが、末期医療への関わりが分からず推測の域を出ません。よって信憑性に問題があります。
これで終わります。ありがとうございました。
資料��http://www.jnss.org/japanese/general/090612.html
資料��http://www.mitsuba-clinic.jp/mitsuba/column/column1-03.html
資料��エール大学医学部教授チャールズ・F・マッカーン著「医師はなぜ安楽死に手を貸すのか」p51
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