 | 肯定側第一反駁、よろしくお願いします。
デメリットへの反駁です。
否定側は発生過程で、自動車の部品数の減少により雇用が減ると言いましたが、それは違います。
理由が２点。
１ 部品数と雇用数とは比例しません。
製造機器を用いて、一人で複数の部品を造ることもあり得ます。よって部品数に比例させて見積もった失業数は誤りで、もっと少ないでしょう。
２ プラン後も、“車自体を造る仕事”は減りません。
資料『「エンジンのないクルマ」が変える世界』p.183より引用開始
「自動車というのは、時速を例えば何十キロで走ってぶつかっても、人が助かるというものを何十年も作ってきたわけです。車中にいる人を助けられる構造をもったボディを作れるのは、自動車メーカーだけです。（中略）たとえエンジンがなくなっても、自動車メーカーはクルマづくりの誇り、プロ意識で、新規参入者には十分、競争優位を築ける。」おわり
よって、車の安全性向上などの仕事が残り、既存企業の優位性ゆえ倒産も無いので、雇用は守れます。
深刻性に２点。
１ 発生過程が小さく、プランの実施を否定する程の深刻な事態は想定されません。
２ 実際に石油が枯渇すれば、今回のデメリットと同じ状態が生じます。すると現状維持は“無策な将来”であり、更に酷いので、プランを実施しておくべきです。
次に否定側第１反駁への再反駁です。
内因性に関して４点。
１ 否定側はどこにどれだけ石油があるのか示していません。過去の採掘の事実は、当てになりません。
２ 仮に石油が存在しても、日本が確保できる保証もありません。
３ 藻類による代替エネルギーという見通しがあっても、未だ確立されていません。
発見者の渡邉信教授の言葉を、Webより引用開始。
「ただし、実用化にあたっては、スケールが大きい実験が必要。実験室内ではなく、プラントレベルでの実験を行い、コストの計算をしなければなりません。それには予算も、人手もかかります。」おわり
４ 仮に石油の代替燃料が作られても、内因性Ｂで挙げた、航空機の燃料等に回すべきです。
よって内因性で示した石油枯渇の対策をする必要性は残ります。
重要性について。
レアアースがなくなれば、ハイブリット車も生産できず、現状すら行き詰まりますが、当然解決の方向です。
資料：2012年1月20日、共同通信の記事より引用開始
「トヨタ自動車がレアアース（希土類）を使わずにハイブリッド車や電気自動車を造る技術をほぼ確立し、２年後をめどに実用化が可能であることが２０日、関係者への取材で分かった。中国の輸出規制などでレアアースの価格高騰が続いており、研究を進めていた。」
つまりプラン後、指摘されたレアアース問題はなく、電気自動車によって日本の車社会が維持されるので、重要です。
解決性Ｂに対して。
大震災後だからこそ、エンジンで効率悪くガソリンを燃やさずに、石油を発電所で効率よく電気に変えて、車などへ有効に使うべきです。
＝＝＝＝＝ ↑ ここまで 1,199文字 ↑ −−−−−
■資料一覧
１：（肯定側立論と同じ）立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授・大久保隆弘著『｢エンジンのないクルマ｣が変える世界』（2009年10月8日発行）p.182
２： http://tsukubascience.com/seibutsu/sourui_ga_sekai_wo_kaeru/
（2011年1月14日更新『藻類が世界を変える』（Tsukuba Science））
３： http://news.infoseek.co.jp/article/20kyodo2012012001002496
（共同通信：2012年1月20日）
|
否定側第一反駁
/ 会津高校 小澤 (12/02/07(Tue) 19:41) [#11] 
肯定側第一反駁
/ 名越幸生 (12/02/09(Thu) 23:45) [#12] ←Now
上記ツリーを一括表示