□投稿者/ 岡山操山高校 -(2010/05/12(Wed) 00:51:14)
 | これから否定側第二反駁を始めます。お願いします。
まず肯定側第一反駁に3点再反駁します。
否定側立論現状分析の資料に、資料を用いて痛みは全て取れず、我々の資料は一個人の資料だと言われました。しかし一個人でも9割以上の痛みが取れます。我々の資料のように、肉体的・精神的苦痛を取るのを専門にする所なら確実に同じかそれ以上の肉体的苦痛を取れます。また肯定側さんの資料は平均値なので、現状では苦痛を取れる所と取れない所があります。
インフォームド・コンセントはすでに行われていると言われました。しかし問題なのはインフォームド・コンセントを行っているかどうかではなく、質です。肯定側さんの資料では「これからは質を高める」とあり、現在では告知の質が低いと言えます。プランを導入すると、たとえ精神的苦痛が増大せずとも確実に発生し、患者に安楽死というパニックのはけ口が与えられ、不必要な死が発生してしまうのです。
発生過程2の視点Ｂに「到底思えない」という反駁がありました。主観的な表現であり、資料を覆されるような根拠が提示されていないので適切な反駁ではありません。また「患者が判断するから流れない」との根拠については、この資料は患者の判断基準が変わるという事を言っており、反駁ではありません。
それでは議論を見ていきたいと思います。
肯定側は、「苦痛はすべて取れないから、苦痛が耐えられなくなる前に安楽死を行って最期をよく過ごす」と主張しました。
最期は苦痛が無ければ楽しめないのかは肯定否定共に結論が出ませんでした。我々が主張したように苦痛があっても家族とのコミュニケーション等肯定側の主張することは実行でき最期は十分によいならば、プラン導入は必要ではありません。また、肯定側の主張は、苦痛が残るのに最期は楽しめるというもので、それならば現在でも同じ事です。
また、我々が第一反駁で指摘した誤診の可能性について全く反駁がありませんでした。
現在の医療は、早期の病名や余命の判断に確実性がありません。肯定側が主張する早期の安楽死は誤殺という危険性があり、追加プランで述べられた「倫理的な」基準を満たしていません。なぜなら、本当にこの先苦痛が取れず苦しむだけ、という事なのかが不明だからです。
このため肯定側の主張する「早期の安楽死」は成立しません。誰も倫理的に文句がつけられない死ぬぎりぎりまで「倫理的な」基準を満たせないため、安楽死が実際に実行できる時は遅れ、無くなる苦痛は大変小さくなります。
次に否定側を見ていきます。
肯定否定共にプラン導入後告知が行われるという点、先ほどの反駁より告知の質が高くなく、患者が理解できず精神的苦痛与えるという点で一致しています。
発生過程2の視点Ｂに反駁がありましたが、その反駁にも反駁し、意味の無い安楽死が確実にプラン導入後に起きることを証明しています。
また、深刻性の「不必要な死の発生」について反駁はなかったので、プラン導入後のこのような事態は深刻だという点で肯定否定共に一致しています。
プラン導入後では、患者はあと何日かの生命で受けるいくらかの苦痛を減らすことが出来ますが、代わりに等しく精神的苦痛を受け、その苦痛除去のための安楽死が不本意な死となってしまいます。苦痛、安楽死の結果の最期の過ごし方、どちらもプラン導入後はほとんど変わらないか悪化してしまいます。
よってメリットよりデメリットの方が大きいので、プランは導入すべきではありません。（1400）
これで否定側第二反駁を終わります。またしても遅くなり申し訳ございません。ありがとうございました。
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否定側第二反駁
/ 岡山操山高校 (10/05/12(Wed) 00:51) [#11] ←Now
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