 | 肯定側からアピールがあります。
否定側立論で用いられていた雑誌「AERA」の資料ですが、これは2008年12月8日号『殺処分ゼロ 熊本の挑戦』（18〜19ページ）中の、19ページ第２段から第３段の文章かと思われます。
しかし、原文と異なる部分がありました。
それに伴って肯定側から指摘を次の段階で行います。
�� 否定側の引用した文章は以下の通りです。
資料・朝日新聞出版雑誌「AERA」より引用開始。
「今年10月、埼玉県越谷市にオープンした日本最大級のショッピングセンター「イオンレイクタウン」。この一回に入るペットショップ「ペコス」の中ほど、子犬たちが展示販売されているその隣に、「ライフハウス」と名づけられた一角がある。常設の里親募集センターだ。（中略）センターでも独自に里親を募集しているが、貰い手が見つけにくい雑種の成犬で、殺処分目前になってしまった犬を中心に引き受ける。」引用終了。
�� 原文は以下の通りになります。
ただし、中略部分を（ ）で明示します。また、［ ］【 】“ ”の３種類のかっこを、便宜上、肯定側からの意図で施しています。
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引用開始。
「今年10月、埼玉県越谷市にオープンした日本最大級のショッピングセンター「イオンレイクタウン」。この１階に入るペットショップ「ペコス」の中ほど、子犬たちが展示販売されているその隣に、「ライフハウス」と名付けられた一角がある。常設の［里親募集コーナー］だ。
（ペコスを経営するペット用品販売大手「ペットシティ」の豆鞘亮二社長はいう。「飼い主が増えれば私たちのビジネスも成長する。でも結果的に飼育放棄され、センターで殺される犬を作り出している側面もある。ペットビジネスに携わる者として、果たすべき責任があると思います。救える命ならば一匹でも助けたい。そんな思いで始めました」【埼玉県動物指導センター】の協力で、社員が収容犬を引き出しに行く。）
センターでも独自に里親を探しているが、“もらい手が見つけにくい雑種の成犬で、殺処分目前になってしまった犬を中心に引き受け”る。」引用終了。
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この時点で、否定側の資料には実際の文章とは異なる記載があるとわかります。
具体的には次の通りです。
（誤）→（正）
・中略前
一回→１階
づ→付
里親募集コーナー→里親募集センター ……（＊）
・中略後
募集している→探している
貰い手→もらい手
ここで、中略直前の（＊）である［里親募集コーナー→里親募集センター］の記載について検討します。
まず、否定側立論の主張には次のようなものがありました。
＝否定側の主張＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
○現状分析三
三点目、 現在、捨て犬などを保護し、新しい飼い主を探す「里親探し」を行うペットショップがあります。
資料・朝日新聞出版雑誌「AERA」より引用開始。
「今年10月、埼玉県越谷市にオープンした日本最大級のショッピングセンター「イオンレイクタウン」。この一回に入るペットショップ「ペコス」の中ほど、子犬たちが展示販売されているその隣に、「ライフハウス」と名づけられた一角がある。常設の里親募集センターだ。（中略）センターでも独自に里親を募集しているが、貰い手が見つけにくい雑種の成犬で、殺処分目前になってしまった犬を中心に引き受ける。」引用終了。
このように、ペットショップ側も、現状の問題も考慮して、経営すると同時に問題解決に貢献しています。
○発生過程
また、現状分析の三点目で述べた、殺処分を減らす為の努力も無駄にする事になります。
○深刻性
中には殺処分を減らそうとして努力している人たちもいるのに、彼らの努力を無駄にし、むしろ仇で返すようなことをすれば、国の信用もがた落ちです。
○否定側応答の３
この事に関しては、深刻性を見て分かるように、殺処分を減らす努力をしているのに、それを失業という形で仇で返すことが経済的な打撃と言っています。
○否定側第２反駁
現状分析３について
�，紡个靴董▲撻奪肇轡腑奪廚魴弍弔任�なければ、お金の供給源が断たれるので、この活動は行えなくなるので、固有性はあります。
�△紡个靴董△修里茲Δ紛伴圓涼罎砲盍萃イ辰討い訖佑�いるのです。彼らの努力を無駄にしてはいけません。
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否定側の主張に沿えば、ペットショップの一角に里親募集センターがあると中略前で述べられています。
そして、中略後では雑種の成犬のうち、“もらい手が見つけにくい雑種の成犬で、殺処分目前になってしまった犬を中心に引き受け”ていると読み取れます。
しかし、（＊）で示した通り、実際には「里親募集センター」ではなく、「里親募集コーナー」です。
否定側の文章では、中略前の「コーナー」が「センター」に改変されています。
よって、中略後の「センター」はペットショップの里親募集コーナーを指しているわけではありません。
では、「センター」と何を指すのでしょうか？
初めに示した�△慮曲犬砲茲襪函◆攤覿霧�動物指導センター】のことであるとわかります。
この部分は否定側の引用では中略が施されています。
したがって、雑種の成犬のうち、殺処分目前の犬を中心に里親募集センターが引き取っているのは埼玉県動物指導センターです。
ペットショップの里親募集コーナーが、そのような引き取りを行っているということはまったく書かれていません。
これらを総合的に判断すると、否定側は
�� ペットショップの「里親募集コーナー」を「里親募集センター」と書き換え、さらに【埼玉県動物指導センター】の部分を中略を用いて飛ばすことにより、
�� あたかもペットショップが“もらい手が見つけにくい成犬の雑種で、殺処分目前の犬を中心に引き取っている”かのような資料の引用をし、
�� 発生過程、深刻性、否定側応答、否定側第２反駁で、ペットショップが倒産（従業員の失業を含む）をすると「殺処分を減らす努力が無駄になる」あるいは「殺処分を減らす努力をしていたのに仇で返すことになる」との主張をしたものです。
実際の資料には「ペットショップが里親募集をしている」ということしか書かれていないのに、「殺処分目前の犬を引き取って殺処分を減らす努力をしている」との誤解を招きかねない、資料の改変・中略を行っているのです。
なお、否定側からなされていた主張をするには改変と中略を同時に行う必要があります。
そこで肯定側は、証拠資料に関する細則第3項第二号に基づき、以下のようなアピールを行います。
�� 「コーナー」という部分が「センター」と改変されている
�� 中略によって本来の「センター」が飛ばされ、�，塙腓錣擦董屮魁璽福次廚�「センター」の役割を果たしているかのような誤解を招く引用をしている。
�� 否定側は立論・応答において、「コーナー」のあるペットショップが倒産すると、「センターの殺処分を減らす努力」が失われると主張している。しかし、実際には「コーナー」がそのような努力をしているとは書かれていないのだから、「殺処分を減らす努力」が失われるとは言えない。よって否定側の資料の改変によって、もともとの資料には書かれていない主張が否定側からなされている。
したがって引用の不備は明らかです。
また、否定側第一反駁で出されていた資料も同様の出典であると思われます。
こちらにも引用ミスがありましたので報告しておきます。
□否定側の引用した文章
「「殺処分ゼロ」を目指して活動しているのは行政だけではない。獣医師会、ボランティア団体、ペットショップなど取り扱い業者らが市動物愛護推進協議会を結成し、精力的に働いている。（中略）そして07年度、熊本市が飼い主などから引き取った犬はわずか52匹。10年前の10分の一まで減った。迷子犬などの保護を合わせても総収監数は610匹。一方、返還・譲渡に努めた結果、殺処分された犬は78匹にとどまった。」引用終了。
（誤）→（正）
働いている→動いている
10分の一→10分の１
総収監数→総収容頭数
肯定側からのアピールは以上です。
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肯定側・資料に関するアピール
/いちごじゃむ (10/05/14(Fri) 20:33) [#15] 
Re[1]: 肯定側・資料に関するアピール
/東北学院中 (10/05/17(Mon) 16:55) [#16] 
肯定側・資料に関するアピールに関して
/藤澤 (10/05/18(Tue) 01:02) [#17] 
