 | これから否定側第１反駁を始めます。よろしくお願いします。
立論に対して２点反駁します。
1点目 発生過程１点目と２点目に対して
プランを導入したら5兆8,483億円の無駄を省け、道州の財源にできると言われていますが、質疑で各道州への分配方法を聞いたところ、地方の状況に合わせて再配分されるとは言われましたが、各道州にいくら配分されるのは全く不明です。さらに、どれくらいのお金でどのようなことができるのかも立論中では全く述べられていませんので、いくら国から権限を移譲されても、インフラ整備や企業誘致、農林水産業の振興、観光振興を実行でき、そこからどのくらいの雇用が創出されるのかは全く分かりません。従って、税収が増加し、きめ細やかな行政サービスが行えるとは考え難いです。以上より、メリットが発生するとは言えないですし、仮に発生するとしても、その可能性もかなり低いし、メリットの大きさも相当小さいと考えられます。
2点目 重要性に対して
都市部だけでなく地方も活性化されると言われていますが、質疑で確認したところ、ここで述べている都市とは、東京や大阪などのことだと回答されました。この事を踏まえて反駁していきます。仮に地方の道州が活性化されたとしても、否定側立論の発生過程の５点目で述べているように、活性化されるのは道州の中の中心都市だけです。このことは肯定側さんの現状分析の４点目でも述べられているとおり、都市部に人口が集まっていて、地方財政の悪化に拍車がかかっている現状からも言えることです。よって、道州内の他の地域との格差が広がることにつながるのが明らかで、むしろ否定側が主張しているデメリットの発生につながります。
よって、１点目の議論により、肯定側さんの主張するメリットはそもそも発生する可能性も相当低い上に、万が一発生したとしても相当小さいものであり、さらに２点目の議論により、デメリットが確実に発生することになるので、このプランを導入するべきではありません。
ありがとうございました。
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否定側第１反駁
/岡山白陵高等学校(Neg.) (11/05/31(Tue) 23:48) [#9]